全力で突き進んでいく
自分がここで働くイメージが自然と湧いて来た
会社説明会の雰囲気がとても良かったのです。職場の風通しの良さが感じられました。それに、登壇された先輩社員も体験談をすごく生き生きと語っていて、「自分もここで働く気がする」と直感的に思いました。
当社に決めた理由は他にもあります。一つが、ヤングカジュアルブランドとして名が知られていること。そして、もう一つがキャリアパスや福利厚生、待遇なども充実していたこと。長く働ける会社だと判断しました。
色々な店舗を回り、多様な接客スキルを学ぶ
入社後まずは店舗での販売からスタート。大宮ルミネ店を皮切りに、福岡の天神地下街店、天神ソラリア店、宇都宮インターパーク店など、さまざまな店舗で働きました。
それぞれの在籍が5カ月、1カ月、7カ月、1年半などと、かなり短かい期間で転勤を繰り返していました。もともと総合職は全国転勤ありと聞いていたので、「言われたところで頑張ります」という気持ちでした。むしろ、色々な店舗の景色を見れるのは自分にとってプラスだと思っていたので、異動を楽しみにしていたくらいです。
大きな転機は、池袋ルミネ店への異動です。上司から、「予算が取れる店舗にしたい。だから、君に行ってもらう」という話があったのです。自分に託された役割を考えた時に、「大改造するぐらいの気持ちでいかないといけない」と思うと同時に、絶対に結果を出して成功体験にしたいとも思いました。
ポジションは副店長格となるサブです。スタッフの動きを見て最初に感じたのは、常連の顧客様だけを接客すれば良いというような対応面での課題でした。常連のお客様に時間をかけて、集中的に対応することで満足度をあげることには繋がりますが、フリーのお客様への売り逃しロスが発生していたのです。そこで、常連のお客様とフリーのお客様に並行してサービスを提供する多客接客のスタイルを働きかけるとともに、店舗の売上目標に対する強い達成意欲を持ってもらえるよう働きかけていきました。
その後、私はサブから店長に昇格したものの、そのタイミングでショックな出来事がありました。「店長のやり方にはついていけない。会社を辞めようと思っています」とあるスタッフから言われてしまったのです。
会社には「どうしたら良いか」とすぐに相談しました。もちろん、本人とも一対一で何度か話しました。私も一方的に「自分のやり方に合わせてもらいたい」というつもりはありません。そのスタッフの意見も大事にしたいと思い、結局は柔軟性を持って対応するということでお互いに理解し合うことができました。
気持ちが入りすぎた余り、自分のやり方に合わせてほしいというマネジメントスタイルを周りの皆に押し付けていたのではないかと反省させられました。自分を見つめ直す良いきっかけになりました。挫折もありましたが、最終的には店長として実績を出せたことが、今の自分の自信につながっています。
さまざまな経験を糧に成長していける企業風土
現場での経験を活かし、その後私は本部スタッフとしてone after another NICECLAUPのEC業務に携わりました。メインで担当したのは、最も予算規模が大きなZOZOTOWNサイトの運営。
当社のターゲットが25歳でしたので、「もう少し年齢層が高めでナイスクラップを知らない層を獲得するために検索されているキーワードのリサーチと分析を念入りに行い、大人っぽくてシンプルは意識しつつも、それだけにはならないようなアイテムを作っていきたい」と上司に報告したところ、「自由にやってみてよ。任せるから」と承認していただけました。サイト上だけではなく、実際の店舗でお客様がどのような商品を手に取っているのかもリサーチしました。
自分が「やりたい」と言ったことに対してまずはやらせてもらえる、これは当社の風土だと思います。新たに挑戦できるチャンスを与えてもらうことができます。自分たちから色々提案しても、「ダメ」と言って潰されることはありません。トライするからこそ学ぶことができるというスタンスなので、とても働きやすいです。当然ながら、モチベーションも高まります。本当に自分次第で実績を作り出していけるのです。
これからもチャレンジすることを楽しんでいきたい
ZOZOTOWNの後には公式通販サイトの店長やEC統括、マーチャンダイザーなども経験させていただきました。現在はECサイトの運営を離れ、ECの撮影責任者とSNS活用を推進するデジタル・スーパーバイザーを担当しています。より広い立場からECモールに関わり、各店長のシナリオを把握した上で、どのような画像を撮影するか、SNSを通じていかに情報を拡散させていくかが私の命題です。それらの戦略を練るとともに実務を担っており、毎週のようにリーチ数を分析してバズリの法則を見出すようにしています。
また、ECサイトの若手店長の育成にも携わっています。ただ、いつになっても人を育てるのは難しいと感じています。どうしても一人で突き進んでしまうタイプなので、今でも一番苦手と言っても良いかもしれません。
いつも心がけているのは、チャレンジすることを楽しむことです。「あなたがいてくれたから良かった」と思ってもらいたいので、中途半端にはしないよう、やれることは全力でやり切りたいと思い続けてきました。そんな私をいつも上司や周りが何かとサポートしてくれたことに感謝しています。目標を決めるのも私一人ではありません。躓いた時は優しくフォローしてもらいました。同期にもいつも相談に乗ってもらいました。本当に恵まれた環境で働けていると痛感しています。
店舗スタッフ
店長