必ず応援してもらえる
経験が成長への糧。楽しく学べるが入社の決め手に。
大学では理工学部。就職活動の際もDX時代の潮流を踏まえ、当初はIT業界に絞っていましたが、どうせ働くなら興味ある分野、好きなことをやった方がいいかなと思い、アパレル業界を選びました。
メンズよりもレディースアパレルの方が良いのではと考えたのは、レディースアパレルなら、最初は店舗からではあるものの、早めに本社に引っ張られアパレル・ビジネスの全容や企業経営を学べるのではないかと思ったからです。方向転換して進むことにしたものの、さすがにレディースブランドの知識はありません。それで、一通り会社説明会に参加し、最終的に3社から内定をいただきました。
その中からナイスクラップに入社を決めた理由は、会社の雰囲気でした。一番楽しく働けそうだと思えたのです。ほとんどの会社は堅苦しい説明会でした。当社は当時流行っていたAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」に合わせて、スタッフの皆が踊っている映像を流していました。良い意味で変わっているというか、インパクトがありました。
目指すべきゴールに向けて、何をすべきかを考え行動する。
総合職として入社し、アウトレット事業部門に配属となりました。トレンドアイテムからベーシックアイテムまでの豊富な商品をアウトレット価格で提供している部署です。
まずは店舗スタッフからのスタート。横浜ベイサイド店を皮切りに、酒々井店、横浜ベイサイド店を経て、多摩南大沢店にはサブとして異動。次のジャズドリーム長島店では店長を務めました。
本社に来てからは、同じアウトレット部門でディストリビューターに従事。商品を店舗に流通させる仕事です。その後は商品の生産から納品までを統括管理する生産管理、商品開発から販売計画の立案までを一括して管理するブランドMDなどを順次経験しました。
自分が今後何をしていきたいのかという、中長期的なビジョンを持つことが大切になってきます。その強い想いを周囲に発信し、本気だと理解してもらえば、必ずサポートが得られます。特に男性の総合職にはそうしたスタンスが求められる気がします。レディースアパレルですから、職場には女性が多いのも事実です。性別は関係なく、自分の将来の目標に向き合って、チャレンジしていくことが何よりも大切だと思っています。
自ら手を挙げればチャンスを与えてもらえる会社に感謝
私の新たな挑戦が常務との何気ない会話をきっかけに始まりました。「最近、少しずつ洋服を作る背景が見えてきました。いつかそれを活かして新しいブランドを立ち上げてみたい」と伝えたのです。「いいじゃないか、企画書持ってきてよ。社長に話すよ」。そこから話がぽんぽんと進んでいきました。ほどなく、社長も了承。割とフラットな感じで、2020年10月にブランド立上げの準備が始まりました。
私が思い描いたのは、男女で着れるユニセックスなブランドです。当時はジェンダーレスという言葉も広まっていました。それに、アウトレットに来店されるお客様にはご家族が多く、レディースブランドなのでお母さんや娘さんはお店に入ってくれますが、お父さんはお店の外で待っているだけ。そんなお父さんも拾えたらと考えました。ターゲットも30代をメインに設定し、NUNIFE/ユニフィーという名前でブランドを立ち上げました。
とにかく、最初の1年は苦戦しました。一番の原因は、自分自身の圧倒的な知識不足です。
それに、洋服づくりもまだまだ素人ですから、皆の意見を聞いてばかり。色々な人が良かれと思って言ってくれるものの「自分ではこうしたい」という軸がなく、シンプルな路線に行ったり、ちょっと奇抜になったりとブランドとしてのコンセプトが定まりませんでした。
有難かったのは、もがいている私に対して上司も含めて会社が温かく見守ってくれたことです。私が聞いたことには答えてくれますが、上手く行っていないからと言って口を出したりはしません。「基本的には任せたのだから思い切りやってみな」という雰囲気でした。これは、当社の良さだと思っています。
将来を見据え、より経営サイドに近い仕事をしていきたい
本社に来てからディストリビューター、生産管理、ブランドMDと業務の幅を広げてきました。その上で実際のものづくりを今も手掛けている真っ最中です。ここの知識と力量がついてくれば、アパレルに関してはある程度大きな括りは見えてきそうです。
いつの日か、このブランドがプロパー化してある程度波に乗り、プロパー化とはこういうものかとわかった時が自分にとってのキャリアの分岐点なのではと勝手に思っています。入社してからずっとアウトレット事業部門なので、プロパーとはどういうものかを経験していません。将来、より経営サイドに近い仕事をするためにも、EC主体のプロパーに挑んでおきたいです。今はそれしか考えていません。
会社にはとても感謝しています。「これをやりたいです」「これを学びたいです」と自ら手を挙げればチャンスを与えてくれているのですから。風通しの良さも当社の魅力としてぜひ伝えたいです。常務との何気ない立ち話から数日後には、プロジェクトとして正式にGoサインが出る。そんなスピード感は他の会社ではなかなかないのではないでしょうか。
店舗スタッフ
ディレクター